わたしのぼうけん

日本ヤナシス業務日報

日報03/02 水菜と牛肉の煮物

突然人生初の自炊を初めて2ヶ月目に突入した。何もかも知らないので、まずは色々やってみようということで、小さなことでもいいから週に2~3個は新しいことに挑戦するようにしている。既にやったことをもっと上手くできるようにするよりも、まずはやったことがないことをやってみるのを優先している。ただ仕事最優先の日は自然と既にやったことの繰り返しにならざるを得ないので、結果的にはバランス良い動きになっているんじゃないかと思う。

最も恐れているのは不味い料理ができることではなく、食中毒であり、次に調理中の怪我である。ずっと昔にクライアントの社食で食中毒に遭ったのがトラウマだ。会議中に急に調子が悪くなってトイレに駆け込み、身体の入り口と出口が同時に崩壊したのを覚えている。そのため調理道具や食材の衛生には気を付けるとともに、取り扱いが難しい食材は余裕がある時だけ扱うことにしている。私は1つ気になることがあると、他のことが雑になってしまいがちなので、難しい問題&難しい問題という組み合わせはできるだけ避けたい。何か新しい技法を学ぶのであれば、扱う食材は経験のあるものか失敗しても不味くなるだけのものにしている*1。そういうわけで、初めて煮物をするなら、肉は自分が調理経験済かつ豚肉や鶏肉と比べて安全性の高そうな牛肉だろうと考えた。

どうも王道は大根との組み合わせのようだが、大根は未経験かつちゃんと取り扱いを覚えないといけない(雑にキッチンバサミで切って済みそうにない)類のように見えるので回避し、未経験ではあるが難易度は低そうな水菜との組み合わせを選択した。実際にスーパーで水菜を手に取ってみるとちょっと多い気がしたので今回はサラダ用にカットされた水菜と細切れになった大根のセットを選んだ。多くても残りを保存すればいいだろうと経験者には言われるかもしれないが、適切な保存方法を学んでからそういう選択肢は選ぼうと考えている。

クックパッドのこれを参考に作った。

cookpad.com

水菜と牛肉の煮物

そのうちにこの感動も失われていくだろうが、新しいものを作る度に「普通に食べられる! 美味い!」と感動する。なお私は貧乏舌なので大抵のものは美味いと感じることを断っておく。これもとても美味しかった。実家を思い出した。たぶん実家に住んでた頃くらいにしか家では食べてなかったもの補正(思い出補正)がかかっているとは思う。

そうやって感動していたということを書き残すだけでもブログを続ける価値はあると考えている。VRC(VRChat)を始めた時もそうだったが、新世界の扉を開けた時に些細なことでも感動するが、その感動もいつかは当たり前になってしまい、そのうちに自分が最初の頃にどう感じ考えていたのかもわからなくなる。わからなくなるというのは記憶喪失になるのではなく、後付けのもっともらしい解釈で上書きされるようになると個人的には感じている。年単位の昔の自分なんか他人のようなものであり、その「他人」が書き残したものがないと、例えかつては自分であったものだとしても理解は難しいことがあるのではないかと思う。別にそんな理解をしなくても人生はやっていけるのだけど、個人的な趣味としては、もはや他人となった過去の自分と対話するのが好きなので、このブログやVRC用ブログ、Twitterなど自分が書き残したものは後から読んで「本当にこいつは馬鹿だなあ」と思うようなものも含めてできるだけ残すようにしている。

最後にAmazonアフィリエイトのリンク。私を自炊するように仕向けた人が買ってくれたのがティファールの26cmディープパンだったので、この蓋を買って今回初めて使った。取っ手が取れるやつは別の蓋があるので注意。

*1:これは私のような特性をもった人間にとっては仕事等でも通用するやり方だと思う。普段の仕事のやり方から応用してやっている。